不況でも焼き肉店は人気のジャンルのひとつですね。
最近は席に着いた状態でオ-ダ-する食べ放題の店、焼き肉きんぐは急上昇の人気店のひとつでもあります。
2012年の富士経済マーケティング調べによると焼肉専門店は全国に約1万6000店、そして市場規模は約5200億円にのぼるそうです。
まさに焼き肉業界の戦国時代ですね。
そこで!
最近の焼き肉食べ放題について、お客様はどういったものを食べれば元が取れるのかを調べてみました。
また、ある地区の焼き肉通の方のご意見も参考にしています。
まず、¥5,000くらいの高めのコースを選んで、安いコースには無いメニューだけを頼み続けると、料金の元は取れやすくなります。
なぜならコ-スの中にはいくつかの目玉商品があり、それらを狙って食べるのが一番オトクだそうです。
たとえば目玉として原価¥500の和牛ロースをコ-スや値段設定で一人前¥1,500で入れている場合があるとします。
原価¥500ですから、これを単純に10人前食べると、¥5,000のコ-スも元を取れてしまいますよね。
10人前?!と驚くかもしれませんが、コ-スの量はかなり低めに設定されていますので、一人前でも少量です。
ところでその他の食材について。
焼き肉店では人気が高いのがやはり【カルビ】。
でもカルビは意外と原価が低いのだとか。
焼き肉業界に勤務する方の話ですと、カルビの原価は例えば1皿100gとして¥70程度で仕入れているそうです。
また逆に牛タンは仕入れで1キロ2000円はするのでこれを1皿100gに直すと原価は¥200になりますね。
ちなみに ミノは¥100前後くらい。
これでカルビやロースの原価は意外と安いという事がわかります。
では食べ放題の店では何が一番オトクなのかというと、これが意外に豚トロという結果が出ました。
豚トロは取れる量が少ない上に筋など食べてもあまり美味しくない部分が多いため皿になる前にロスも多い食材のひとつ。なので100gで¥200以上は確実にするのだとか。
牛タンと並んでお店側はあまり食べてほしくないメニューだそうです。
ちなみ肉がらみということで、焼き鳥店はどうなのかというと、原価を知らべてみました。
モモ、ササミは原価が高くて、ハツやズリ(砂肝のこと)の内臓系は安い傾向にあります。
気になる原価率ですが、1本あたり約40~50gとして、
ハツやズリ、皮 ⇒¥10前後
モモ ⇒ ¥40円
くらいだとか。
安い焼き鳥屋で、1本¥90で食べることができるので、原価率は高くて50%くらいでしょうか。
ということで、意外に知られていない焼き肉、焼き鳥の原価についてのお話でした。