正月に食べる数の子は、プチプチとした食感が特徴の食べ物で、好物!という人も多いのではないでしょうか?
最近では外国産のものが増え、特にカナダ産、アメリカ産のものが品質もよく好まれている傾向にあります。
そのため遠くからの輸送ということもあり、保存のために塩漬けにされたのが塩数の子ですが、そのまま食べると塩辛くてとても食べることができません。
なので塩数の子は塩抜きが必要です。
今回は簡単にできる塩数の子の塩抜き方法を紹介します。
まず用意するものは、
●数の子:500g
●水:3ℓ(リットル)
●食塩:小さじ2杯
これだけです。
(1)まず大きめのボウルに水:3リットル、食塩:小さじ2杯を入れてよくかき混ぜます。
(2)食塩が溶けたら塩数の子500グラムを入れます。
(3)そのまま常温で3時間漬けっぱなし
(4)3時間経過したら、食塩水を取り替えます(取り替える食塩水も水:3ℓ、食塩小さじ2杯)
(5)この工程を3回繰り返すだけ。
以上です。
これで数の子の塩を抜くことができます。
この後、実際に味見をして、また塩気が気になるようでしたら、もう一度繰り返します。しかし塩を抜きすぎると逆に数の子のエグ味が出るので、抜き過ぎには注意しましょう。
【注意したい!よくある失敗例】
塩数の子の塩を抜く訳ですから、真水に浸ければ塩が抜けると思いがちです。確かに真水でも塩は抜けますが、時間がかかる上に水っぽくなり、また均一に塩が抜けないなどのデメリットがあります。なので薄い食塩水に浸けて塩を抜きます。
この手法は【呼び塩】、または【迎え塩】といい、塩の浸透圧の関係から、濃いほうから薄いほうに移る性質を利用したものです。
また詳しく動画で解説していますので、これをお手本にして、数の子の塩抜きにチャレンジして見てください↓