炭酸飲料やケ-キに税金?!信じられない世界の肥満税

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2014年4月に消費税が8%になった日本。

暮らしにくい世の中になったな~と思いきや、外国には食べ物に関する税金も多いのです。

今日はそんなちょっと変わった税金のオハナシ。

 

 

ポテトチップス税

まずはハンガリーのポテトチップス税

ハンガリーでは、2011年9月1日に砂糖や塩分を多く含む飲食や飲料などに課税する通称ポテトチップス税が施行されました。

課税対象はポテトチップスだけではなく、塩分や糖分の高いスナック菓子や清涼飲料水、そして包装され店頭で販売されている市販のケーキやビスケットなど。

このポテトチップス税の税額は1kg(1,000g)あたり、

・ポテトチップスが200フォリント(約70円)

・ケーキが100フォリント(約35円)

1㎏あたりって…?

ちなみに日本で販売されているポテトチップスは60g~85g。

Lサイズが135g。

さらに大きいBIGサイズでも170gくらいです。

でもハンガリーの人は、1kg = 1,000g 普通に食べるんでしょうね。

ちなみにこのポテトチップス税で、年間約7400万ユーロ(約78億5000万円)の税収が見込めるんだとか。

 

 

 

バター税

デンマ-クでは、2011年10月1日に「バター税」なるものが導入されました。

これもバタ-だけに課する税金ではなく、2.3%以上の飽和脂肪を含む食品が課税対象。

チーズやピザ、牛乳、その他の加工食品も課税対象です。

この税金は飽和脂肪1kgあたり、16デンマーククローネ(約224円)の税金が課税されます。

その他にも主にヨ-ロッパで、この肥満税を導入している国があります。

ルーマニア政府は2010年にハンバ-ガ-などが対象の「ジャンクフード税」の導入を発表しました。

またフランスでは、2011年12月より砂糖の添加された炭酸飲料に課税する通称ソーダ税が承認。

 

 

でもなぜ、ぜいたく品でもない食べ物に税金が課せられるのかというと、これが実は肥満防止のため。

これらの税金の総称がなんと肥満税というものなんですね。

『サラリーマンのための安心税金読本』(小学館)によれば、各国の政府はこれらの税金を導入することによって消費者に

『不健康な食品をあまり多く摂るべきではないというメッセージを送りたい』

という事なのですが、健康を大義名分にした税収を見込んでいるという見方も強まっています。

日本人も年々肥満の人が増えており、もしかすると近い将来、これらの肥満税が取り入れられる日も来るかもしれませんね。

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