秋になるとスーパーやネットショップで新米が出回りますが、その中でもありえないくらいの激安米を見かけることがあります。
お米は収穫までにかなりの労力がかかるものなので、激安で販売していたら商売にならないと思いがちですが、これには知られていない理由がいくつかあるんです。
その理由とは?
【理由その1:昨年の米】
新米を買う時にチェックしたいのがいつ獲れたかということ。お米は精米すると味がどんどん落ちていきますので、一年前に精米されたお米と新米を食べ比べてみると、やはり味の違いがわかります。
玄米のまま保存され、最近精米されたものならまだいいですが、ご飯を炊くときも水加減を多くするなどのコツが必要ですね。
【理由その2:ブレンド米】
ブランド米じゃないですよ、ブレンド米です。つまりいろんな産地のお米を混ぜて出荷しているというもの。
お米は産地、ブランドによって同じ新米でも価格が違ってきます。また袋詰めする時、余ったお米を集めてブレンド米として販売することもあります。なのでブランドが一致しないお米はどうしても低い評価を受けてしまいがちの傾向があるんです。
【激安米は、この対策でOK!】
いろんな理由がある激安米ですが、市場に出回っているものは、ほぼ安全とも言えますし、逆に言えば、ご飯を炊く時にいろんな工夫をすると古米でも美味しく頂けます。
また有名な寿司店では、新米と古米を独自のブレンドで炊く店もあるとか。これは新米のモチモチ感と古米のシットリ感をひとつのシャリ(寿司のご飯のこと)で表現するためです。
ただこの事を知って買うのと知らずに買うのでは、消費者の心理も違ってきますよね。
ワケあり激安米とうまく付き合えば、経済的ですし、特に家族が多い家庭は助かりますね。