就職して社会人になると、仕事やプライべ-トでも普段は行かない格式の高いレストランや、大人の集まりの食事会などの機会も増えます。
学生の頃は気の合う仲間たちと行きつけのお店でワイワイやっていればよかったのですが、社会人となるとそうもいきません。
そこで気になるのがテーブルマナーです。
テーブルマナーは社会人のマナ-ともいわれており、『知っていてスゴイ!』ではなく、『知らないと恥』とみられます。
そんなキビシイこと言わないでほしい…と思う方もいるかもしれません。
でもテーブルマナーは世代を超えたお付き合いのためにも必要なこと。
例えば学生の頃なら、10代、20代の理屈で飲み食いしても良かったのですが、10代、20代の理屈は40代、50代には通用しません。
ましてやビジネスが絡んだ食事会、業界の懇親会などで、マナ-を見てあなたが評価されることもあります。
そこで、奥深いテーブルマナーですが、ありがちなタブ-をいくつか挙げてみます。
祝賀会など、おめでたい席などで、つい行ってしまいそうな乾杯。
グラスを他の人と合わせてから飲む行為ですね。
実はこれもタブ-。
その理由は、高級レストランや格式高いホテルのシャンパングラスやワイングラスなどは、非常に高価なもので、作りも繊細なため。
少しの衝撃でヒビが入ってしまう事もあるからです。
正しい乾杯は、グラスを自分の胸くらいの高さに持ち上げ、程よい笑顔で相手と目を合わせて、乾杯とい意を伝えれば大丈夫です。
逆さ箸とは、大皿の料理をとる時、口に付けた先端ではなく、持ち手の太い方で自分の皿に取ることをいいます。
日本の食卓では普通ですよね。
でもテーブルマナーでは、これもタブ-。
理由は自分の手で触った側の橋で料理を取るからです。
これをやると、一緒に食事している人が、自分の手が触れた部分で料理をつかむことになります。
しかも箸の両側が料理で汚れてしまうために見た目も悪くなり、最悪の場合、服などを汚すキッカケにもなります。
この対策方法として、料亭や高級和食店に入ると、料理を取り分けるための箸が置いてあるので、これを参考にしましょう。
もしなければ、店員さんに取り分け用の箸を持ってきてもらうようにします。
カトラリ-とは、食事する時に食器から食物をとって、口に運ぶ器具の総称です。 つまり箸やナイフ、そしてフォ-クやスプーンなど、
日本人の感覚では、普通、自分が落としたものなら自分で拾うと思ってしまいがちですが、正しいテーブルマナーはウェイターを呼んで拾ってもらうのが正解。
また、『ちょっとすみません!』と声を出して呼ぶのもタブ-。
静かにさりげなく手を挙げて、店員とアイコンタクトで席まで来てもらい、落とした事を伝えましょう。
食事が終わって帰る時に自分が使ったナプキンは、ちゃんと畳むのが礼儀だと思っている人が多いです。
でも折り畳んでしまうと『私は今回の料理やお店に不満でした』という意味になります。
折りたたむのではなく、広げて軽く折る程度で、テーブルの上に置いて帰るようにしましょう。
ありがちなテーブルマナーのタブ-をいくつか挙げてみましたがいかがでしょうか?
欧米とは違い日本の学校給食や義務教育では、テ―ブルマナ-は教えられないため、敬遠しがちですが、慣れてしまえば普通にできます。
また難しそうなテーブルマナーでも、本で簡単にわかりやすく解説しているものもあます。
私もいろんなテーブルマナーに関する本を読んでみましたが、この本がオススメです。
近いうちに最低限のテーブルマナーを知っておきたいという人には、チェックしてみるのもいいですね。