秋から春にかけての果物といえば林檎(りんご)が思い浮かびますよね。
特に長野県や青森県はりんごの特産地として有名です。
さて、この林檎、旬のものになると表面がテカテカと光り、まるでワックスをかけているかにも見えます。
このテカリの正体は…
なんと栄養価が高い成分、オレイン酸とリノール酸といった不飽和脂肪酸なのです。
この成分は最近、注目されている成分で、次の様な事がいわれています。
【オイレン酸】
オレイン酸は、一価不飽和脂肪酸に分類される油で、オリーブ油や、紅花油、ヒマワリ油などに多く含まれている成分です。
オレイン酸は、高コレステロール、高エネルギーの食事が原因で過剰に増えた悪玉(LDL)コレステロールを抑制する効果があります。
そのほかにも
◎動脈硬化や心疾患を予防する効果
◎便秘を解消する効果
これらの効果が期待される成分です。
【リノ―ル酸】
リノ―ル酸は人体内で合成できない必須脂肪酸のひとつで、血中コレステロ-ルを下げる効果があるほか、
◎アイチエイジング
◎痴呆症
◎動脈硬化
◎高血圧
これらに期待できる効果があります。
過剰摂取する事は好ましくありませんが、適度に摂取すれば健康にも効果がある成分です。
欧米とその周辺では、「一日一個のりんごは医者を遠ざける」「林檎が赤くなると医者が青くなる(青ざめる)」といわれているくらいです。
なので表面のテカリは栄養成分ということで、安心できますね。
ちなみに林檎には、『リンゴポリフェノール』というものが含まれ、
◎老化や病気から体を守る
◎血流を改善する
◎口臭を予防する
◎美白効果
◎アレルギーを抑制する
◎ダイエット効果
◎コレステロール値を下げる効果
これらの効果も期待されています。
食べ過ぎはいけませんが、適度に食べると【オイシイ】だけではなく、体に【ウレシイ】果物といえますね。