野菜が嫌いな子供は多いですよね。
私も以前、ピ-マンと人参、なす、玉ねぎ、ニラ、シイタケを食べる事ができませんでした。
でも子供の成長期に備えて、野菜は非常に重要な食べ物であり、できれば好き嫌いなく食べたいものですよね。
ではどうすれば子供の野菜嫌いを失くすことができるのでしょうか?
私の体験や聞いた話で、これはオススメというものを5つ上げてみました。

子供の野菜嫌いの一番の原因で最初にあげられるのは、マズイという先入観。
親が無理やり食べさせたりしたことがある子供は、この傾向が強いようです。
確かにゴ-ヤなどの苦味が強い野菜もありますが、調理法で苦味、辛味、エグ味も少なくすることができます。
『野菜は美味しいよ』というイメ―ジが大事ですね。

子供は親の背中を見て育つといいます。
いくら子供に『栄養があるから野菜を食べなさい!』といっても、パパがグリンピースだけを残しているところを見たら説得力が無くなりますよね。
なので、まずは親が子供の前で野菜を進んで食べている姿を見せてはいかがでしょうか?
これは私の体験談なのですが、子供の頃、父親がキュウリに味噌をつけて美味しく食べているのを見て、私もマネする様になりました。
その時、私自身、美味しかったかどうかは忘れてしまいましたが、父親が美味しそうに食べているのを見ると、ついついマネしたくなったのです。
子供は身近な人のマネをしながら育ちますので、進んで野菜を食べてみましょう。

これは私の母がよくやっていた事例です。
子供の頃、私はピ-マンを食べる事ができなかったのですが、大好きなオムライスに小さく刻んで入れていました。
緑色の物体を見た時には、最初は抵抗があったのですが、ピ-マンを良く炒めたり、ケチャップを多めに入れたりするとピ-マンの苦味を隠しやすくなります。
結果、大好きなオムライスなので、そのまま残さずに食べきる事ができました。
この方法のポイントは、とにかく小さくすること。
応用は、例えばハンバ-グやカレ-等に刻んで入れてもいいですね。

野菜嫌いの子供でも野菜をジュ-スにすると飲むことができる子供は結構います。
コツとしては、野菜の比率を少なくすること。
野菜を摂らせるということではなく、
【もともとのフル-ツジュ-スに野菜でちょっとアクセントを付ける】
という考え方が大事です。
これにより気付かれにくくなります。
例えばバナナジュ-スにすりおろし人参を少し入れてみる等、組み合わせも大事ですね。

千葉県で農業を営み農業体験や見学を行っている竹川英織さんが推奨している方法のひとつがこれ。
竹川さんが経営する『さいのね畑』では、一般の人に野菜の収穫体験や見学を行っており、それを通して野菜をもっと好きになる事ができる農業体験プログラムというのを行っているんです。
過去に実際にあった事例ですが、トマトが大嫌いな男の子が竹川さんの『さいのね畑』に遊びに来たことがありました。
しかしその子は、畑の枝に付いていたトマトを始めて見たらしく、なんと自分でトマトをもぎ取り、その場で美味しそうに食べてたそうです。
それを見ていた両親は、とても驚いたとか。
確かに普段スーパーで見る野菜と畑で見る野菜は、同じ野菜でもイメ-ジが違いますね。
畑ではパックに入って枝にぶら下がっていませんし。
また畑遊びという感覚が、子供の心を刺激するのかもしれません。
この農業体験のメリットは、親子で参加できるという点。
子供とのコミュニケーションを築くのにも適しています。
普段はス-ツ姿で仕事に出かけているパパでも、ジャ-ジで子供と一緒に畑で遊び、野菜を丸かじり。
そんな体験ができれば、子供の野菜嫌いを失くす事もできそうですし、親子の会話、コミュニケーションも作る事ができる。
それでいて、料金もそんなに高くないです。
まさに一石三鳥ですね。
しかしパパの次の日の筋肉痛が怖いですが…
一度に全部は無理ですが、できる事からはじめてみてはいかがでしょうか?
竹川英織さんの『さいのね畑』 ⇒ http://www.sainone.com/