無洗米の美味しい炊き方のコツは水加減

お米02

最近ネット通販やスーパーでよく見る無洗米。

無洗米はその名の通り、洗わなくてもいいお米で、水を入れるだけで炊けるという便利さが好評で、米を素早く炊く必要がある外食産業のほか、家庭用の売上も上がっています。

ですが、なぜ洗わずに食べる事が出来るのか?

まずお米を炊く前に洗う(研ぐ)のは、米の表面に米ぬかが付着しており、そのまま炊くとご飯にツヤがなく、舌触りも悪くなってしまいます。

そして無洗米は環境に優しいといわれており、その理由は米の研ぎ汁にリンや窒素が多く含まれているため、そのまま流すと川や海を汚染するおそれがあるからです。

さて、無洗米はどうやって作られるかというと、お米の表面に付いた米ぬかは、普通の精米機では完全に取り除く事ができないため、お米の表面に粘着性の高いぬかを使って、はがすように取り除いています。また少量の水で米ぬかを洗い流してから乾燥させる方法もあります。

 

また便利な無洗米ですが、普通の研いだお米と同じ水の量では固く炊き上がってしまいますので、無洗米を美味しく炊くコツは、通常の精米を炊く時よりも水の量を約10%ほど増やすといいです。

これは無洗米は表面の米ぬかを落としているために量が増え、通常の水の量で炊くとどうしても固くなってしまうからです。

あと家庭で無洗米を保存する時の期限は一ヶ月ほどといわれていますので、それまでに食べきるか、もしくはそれを過ぎる場合は冷蔵庫で保存する事をオススメします。

また無洗米で炊き込みご飯を炊く時は、炊き込みご飯の調味液を入れるより先に水だけを加えて少しお米に水を吸水させてから調味液を入れて水加減を整えるといいでしょう。

これはお米は、しょうゆやみりんといった調味液ではうまく吸水しないので、前もって水に漬けずに炊くと、食べた時に芯の残ったご飯になる場合があるからです。

また、具をたくさん入れすぎると、炊飯時に調味液の対流がうまくいかずに場所によってご飯の硬さが違う部分が出てきます。

これを解決する方法は2つ。

●調味液の対流がうまくいくように、炊く前に調味液を加えて、お米とよく混ぜた後、お米を平らにならしておく。

●具を一緒に入れて炊く場合は、具とお米をよく混ぜた後、平らになる様にならしておくと美味しく炊けます。

 

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